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近年の建築では大工の能力差が分り辛くなってきている。たとえば骨組みはプレカット、ドアや階段等の内装建材も工場加工と、現場では取り付けることだけが一般的になってしまった。
私は自身を高める為、何よりも集中することに心がけている。その為には家庭でもめず、現場に余裕を持っていく。仕事は最短で動けるよう、常に整理整頓。ゴミやほこりの中では良い仕事など絶対にできない。掃除をよくする。
本業においてはスミひとついれるにも、「ほそく・こく」正確をモットーに切れる道具で行うことが大切。これは当然と言えば当然。こうでなければならないのですが、人は必ずなまけてしまう。だから私は日々当然に挑んでいるだけです。 |
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大工という職業は、ほんの少し前まで親方が材木にスミを付け、弟子や職人が一本一本手加工していたものだが、今ではほとんど機械化され、大工が手加工することもなくなりつつあるように思う。まさに日進月歩である。
私達大工の価値や在り方も変わってしまっているのかもしれない。それでも世の中が進んでいく以上、私たちも進んでいく必要がある。
材質に合った加工ができるよう、日々努力し、勉強して毎日精一杯がんばりたいと思う。 |
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